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●22日、参考消息網は記事「香港紙の参院選評:日中関係の厳冬間もなく」を掲載した。次回の国政選挙は2016年、長期政権化をほぼ確実にした安倍政権とどう向き合うべきか、アジア諸国には新たな課題が与えられた。資料写真。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年7月23日 13時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74610&type=0
日本参院選で自民党が圧勝、日中関係の厳冬間もなく―香港紙
21日付香港紙・明報は安倍晋三首相率いる自民党が圧勝した日本参院選を論評した。
ねじれ国会の解消により、自民党はさらに独自の政策を推進できるようになった。
数ある政策の中でもアジア諸国が注目するのは自衛隊の国防軍への改編、そして憲法9条の改正だ。
次回の国政選挙は2016年、3年以上もの時間があるため安倍首相が長期政権を築く可能性は高く、5年5カ月の小泉政権を上回る可能性もある。
各国は長期的な視点から安倍政権に対応しなければならない。
中国は靖国参拝を繰り返す小泉首相に対し、付き合わず冷淡に対応するという方針をとったが、今回も同じ手法を繰り返すのか、注目に値する。
現在の日中関係の悪化はすべて日本に原因がある。
もし安倍首相が改憲に成功すれば、さらに悪化することは間違いない。
日中国交正常化から40年、最も寒い厳冬が到来しようとしている。
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小泉時代は「付き合わず冷淡に対応」でよかった。
それは中国が上昇カーブに乗っていたからだ。
だが今回はそれだけではすまない。
今の中国は明らかに下降カーブに捕まっている。
なのに尖閣を大問題にまで発展させてしまった。
引くことの出来ない位置まで進めてしまうというバカをやってしまった。
現実には尖閣を豪腕奪取するほどの力はない。
口先の脅しだけで尖閣問題を処理して行かねばならない。
巡視船と戦闘機の鬼ごっこ程度のものでは実力行使とはいえない。
これだけで済まそうと思ってもの、煽ってしまった社会が承知しないだろう。
外交問題は即、社会問題に跳ね返ってくる。
国内は難問山積みで、外交の失敗は国内問題に火をつけることにもなりかねない。
日本としては厳冬期を十分利用して防衛力を高めていくという時間が稼げる。
中国から周辺国へ経済ポイントをシフトさせていくことができる。
ときどき中国を挑発して、国内不安を増幅させるようにもっていこともできる。
低落傾向にある中国は時間との戦いに入っている。
中国はこの厳冬期をして、できるだけ国内を固めておきたいだろう。
社会の諸問題に一応の見通しをつけておかねばとても外交的な実力行使などできない。
その基盤づくりに失敗すると中国はえらいことになってしまう。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年7月23日 15時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74641&type=0
日本は非常に強大、
中国との長期戦の準備はすでに完了―香港メディア
2013年7月22日、環球時報によると、香港のアジア・タイムズ・オンラインは19日、
「中国の海事スタンスは潮流とともに変わる」
と題した記事を掲載した。
以下はその概要。
中国が海洋上の主権争いで示してきた強硬姿勢は、周辺国に大きな影響を与えただけでなく、米国を含む大国の不安を駆りたてている。
中国の外交政策は一貫していると中国は主張するが、経験上、その政策は常に変化すると断言できる。
中国は自らが主張する主権を受け入れる国には「ウィンウィン」の和平関係を認めるが、
主権を受け入れない国には威嚇と脅迫で応じる。
南シナ海で中国がとった外交政策がまさにこれだ。
中国がこうした強硬姿勢を続ける背景には、国民の間に広がる愛国主義と民族主義の高まりだけでなく、軍隊や海上防衛、漁業や石油探査の力の増大が関係している。
今後数年間で後者の力はさらに強大なものになるだろう。
中国の声高な主権主張を周辺国が黙認しているような態度を見せたとしても、中国の指導者は国内外の情勢を考慮して、その態度を変えていかねばならない。
日本は強く、日米安保同盟で米国との関係はさらに強くなっている。
中国との長期戦に必要な準備を日本はすでに完了した。
東南アジア諸国は中国の脅威に対抗するため、積極的に同盟を結んだ。
だが、朝鮮半島からインドネシアまでの地域は、中国にとって重要な外交政策上の地域だ。
毛沢東やトウ小平は直面する問題に優先順位をつけて対処した。
その方が主要な目標の実現に集中できるからだ。
このため、中国政府は今後も現行路線を進むと思われるが、敏感でデリケートな地域での緊張が長期間続けば、中国政府はさらに微妙な戦略に転換する可能性があるといえよう。
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「中国との長期戦に必要な準備を日本はすでに完了した」
かどうかはわからない。
でも長期戦をヤルキは十分でその方向に向けて進んでいることも確かである。
そのつもりだから、安易に折れることはないだろう。
そんな日本を相手に中国がどうでていくかだ。
中国に冷たくされたとて、小泉時代に経験しているからして、さほどの精神的ダメージにはならないだろう。
つまり中国のありとあらゆる「脅しが日本には効かない」
ということになってきている。
では中国はどうでるか。
その動きが注目の的になる。
[減速する成長、そして増強される軍備]
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