●
『
2013年8月21日19時59分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130821-OYT1T00950.htm
尖閣「中国が日本の基本的権利侵害」マケイン氏
安倍首相は21日、米共和党のマケイン上院議員と首相官邸で会談した。
首相は、マケイン氏が所属する米上院軍事委員会が沖縄県駐留の米海兵隊をグアムに移転するための関連予算の削除・凍結を求めていることを踏まえ、
「移転関連予算の適切な措置と資金凍結解除に協力を期待したい」
と述べた。
マケイン氏は
「グアム移転を含めた米軍再編を進めることが重要だ」
との考えを示した。
また、首相は、米上院が7月、沖縄県・尖閣諸島を巡る中国の挑発行為をけん制する決議を採択したことに対し、
「米議会のリーダーシップを高く評価する」
と謝意を示した。
その後、マケイン氏は東京都内で記者会見し、首相から集団的自衛権を巡る議論に関して「説明を受けた」と明かし、日本が集団的自衛権を行使できるようになれば、「日米同盟は一層強化されるだろう」と語った。
尖閣問題については
「日本の領土であることは議論の余地がない。
問題の性質は(領土)紛争ではない。
中国が日本の基本的権利を侵害していること」
と強調。
「南シナ海と東シナ海で中国から脅威を受けている国々は、共同戦線を張るべきだ」
とも訴えた。
』
マケインもよく言うよ。
ここまで言い切ったアメリカのトップレベルの政治家はいない。
アメリカの風向きが中国に強く当たりだしたのだろうか。
それとも、日本が中国に対して「まったく引く気がない」ということに対して、やむえず支持を強化したのか。
さて、これから中国がどう出てくるか、ドラマは次の舞台へと動いているようだ。
先日、米中首脳会談で中国は「米中蜜月」を歌い上げたが、そのすぐ後の上院決議で張り手を食わされた。
その余韻で、今度はマケインが強論を吐くことになった。
これにアメリカ世論が引きづられると、中国は弱り目にたたり目といった状況になってしまう。
手を打たないといけない。
『
サーチナニュース 2013/08/22(木) 13:24
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0822&f=politics_0822_006.shtml&pt=large
米マケイン議員「尖閣は日本領」…中国報道「日本メディアも疑問視」
●(写真は「CNSPHOTO」提供。7月12日撮影)
米共和党のマケイン上院議員が21日、東京都内で行った記者会見で、尖閣諸島の問題について「日本の領土であることは議論の余地がない」などと述べたことについて、中国国営の中国新聞社はマケイン議員の発言を「日本のメディアも疑問視している」との見出しで報じた。訪日したマケイン議員は21日、安倍晋三首相、小野寺五典(いつのり)防衛相と相次いで会談。在日米軍海兵隊のグアム移転への協力を求めた。
その後に行った記者会見では、安倍首相から集団的自衛権を巡る意見について説明を受けたことを明らかにした上で、日本が集団的自衛権を行使できるようになれば、日米同盟はさらに強化されるとの考えを示した。
尖閣諸島をめぐる問題については、
「日本の領土であることは議論の余地がない」
と述べ、中国の公船がしばしば尖閣諸島周辺海域に侵入していることについて
「問題の性質は(領土)紛争ではない。中国が日本の基本的権利を侵害していること」
と発言。
「南シナ海と東シナ海で中国から脅威を受けている国々は共同戦線を張るべきだ」
と、中国に対する警戒感をあらわにした。
中国新聞社は、
「米国は中国と日本のどちらにもかたよらない立場を貫いてきた。
マケイン発言は少し違う」
として、日本のメディアも疑問視していると紹介。
日本政府関係者や周辺にも、発言を歓迎する声と、
「尖閣諸島について日本の施政下にあるというべきところを日本が主権を有すると言い間違えただけではないか」
との声が上がっていると報じた。
記事全体として、マケイン議員の発言は忠実に伝えているが「疑問の声も多くでている」とのニュアンスで構成した。
中国新聞社の記事に対しては、
●.「頭がおかしい」、
●.「米国のジイサンがうそ八百」、
●.「(中国政府)外交部は厳重に抗議せよ。G20での(習近平国家主席と)オバマとの会談を取り消せ」
など、マケイン議員を非難するコメントが相次いでいる。
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◆解説◆
マケイン議員のフルネームはジョン・シドニー・マケイン3世。1936年生まれ。1983-87年に連邦下院議員を務め、87年からはアリゾナ州選出の連邦上院議員。米共和党の重鎮議員のひとり。ただし、共和党政権を強く非難する場合もあるなど、自らの信念にもとづき、個別のテーマで“是々非々”の姿勢で臨むことが多い。
祖父も父も米海軍の大将を務めた家柄で、自らも海軍兵学校に入学し、海軍士官になった。攻撃機のパイロットしてベトナム戦争に参加。事故で墜落したり、撃墜されて捕虜になった経験もある。81年に大佐の階級で退役し、政界入りした。
内政問題では基本的には保守の基本路線を維持しているが、地球温暖化対策を重要政策としたり、ブッシュ政権の減税に反対するなど、共和党の主流とは異なる動きをした。
外交面では、ロシアのプーチン大統領を厳しく批判。一方で同盟国を中心とした民主国家との連携を重視している。2000年の大統領選挙では共和党の指名選でブッシュ候補(大統領)に敗れた。08年選挙では共和党候補になったが、民主党のオバマ候補(大統領)に敗れた。
』
ここまで言われてしまうと、中国としても言い繕わないといけなくなるが。
「尖閣諸島について日本の施政下にあるというべきところを日本が主権を有すると言い間違えただけではないか」
と解釈しようとしているが。
言い間違いというのはおかしく、
●.本当にそういったのか
●.翻訳を間違えたか
となるが、
特別な言語ならいざしらず、英語なら翻訳間違いはない
とみるのが正当だろうし、すると、
やはりマケインはそう発言した
ということになるだろう。
さあ、どうなるだろう。
最近は日中のハカリは間違いなく、日本側に傾いてきている。
中国に遠慮することがなくなってきている。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年8月22日 18時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75884&type=0
「尖閣は日本の領土、中国の脅威受けている」マケイン米上院議員の発言、
国営メディアが反論―中国
2013年8月21日、米上院軍事委員会に所属するジョン・マケイン米上院議員が安倍晋三首相と会談し、小野寺五典防衛相と岸田文雄外相にも面会した。
同日に開かれた記者会見では、「尖閣諸島は日本の領土」との発言をしている。
「尖閣諸島は日本の領土であり、それは議論する余地のないこと」
と何度も強調したマケイン上院議員。
これは
「米国議会および政府の見解である」
と主張した。
さらに、尖閣周辺における中国の挑発活動については、
「中国による海洋活動の脅威を受ける諸国は互いに一致協力して対応すべき」
「(中国は)問題の平和的解決にまったく貢献していない」
と批判。
この後に予定される訪中を視野に、
「中国側には対話と交渉で臨むよう説得したい」
と語った。
翌22日、中国の国営メディア・新華社はこの発言について取り上げた。
「マケイン氏の発言内容は、米国政府が『尖閣問題においては、日中いずれの立場にも寄らない』とした見解と一致しない」
と反論している。
報道に関しては、中国のインターネット上で
●.「どうりでマケインは大統領になれないはずだ」
●.「マケインは世界で最も無知で恥知らずのゴミ野郎だ」
●.「中国に半歩でも足を踏み入れたらただじゃおかない」
など口汚い非難の言葉が飛んでいる。
●.「米国は日中関係をかき回して漁夫の利を得ようとしているだけ」
●.「アラスカだって、米国がロシアからだましとったもの。
独立国のハワイも、米国が暴力に任せて奪い取ったもの」
などの意見も寄せられた。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年8月23日 12時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75912&type=0
「尖閣は日本領」マケイン氏発言に米国務省報道官が反論―香港メディア
●.21日、来日したジョン・マケイン米上院議員が安倍晋三首相らと会談した際、「尖閣諸島は日本の領土」との主旨の発言をしたことについて、米国務省報道官が日中いずれの肩入れもしないことを強調した。香港の衛星テレビ局・フェニックステレビのニュース番組の画面。
2013年8月21日、来日したジョン・マケイン米上院議員が安倍晋三首相らと会談した際、「尖閣諸島は日本の領土」との主旨の発言をしたことについて、米国務省が「米政府の立場は変わっていない」として、日中いずれの肩入れもしないことを強調した。
香港の衛星テレビ局・フェニックステレビ(電子版)の報道。
「尖閣諸島は日本領であり、それは議論する余地のないこと」
と何度も強調したマケイン上院議員は、これを「米国議会および政府の見解」と主張した。
さらに、尖閣周辺における中国の挑発活動を批判し、この後に予定される訪中時に
「中国側には対話と交渉で臨むよう説得したい」
と語っている。
これについて22日(現地時間)、米国務省のサキ報道官は
「マケイン氏の発言について特に言及するつもりはないが、ただし、尖閣問題における米国の政策には変化がないことだけ強調したい。
尖閣諸島の最終的な主権がどこに帰属するか、米国はいかなる立場もとっておらず、これが依然として政府の見解である」
と反論している。
』
アメリカはマケインを使ってフェイクを入れてきたようだ。
アングロサクソンの外交ということだろう。
よくある手でもある。
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