2013年8月7日水曜日

「中国は有毒な国」との評判:外国人旅行者14.3%減少、最大理由は大気汚染

_

●5日、新華網は、訪中旅行者の減少と大気汚染による健康被害を扱った外国メディアの記事を取り上げた。写真は中国の大気汚染。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月7日 7時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75177&type=0

中国は有毒な国」との評判、外国人の訪中の妨げに―海外メディア

 2013年8月5日、新華網は、訪中旅行者の減少と大気汚染による健康被害を扱った外国メディアの記事を取り上げた。

 仏AFP通信は3日、中国日報が政府発表の統計データを引用して報じた記事を掲載。
 今年上半期に北京を訪れた外国人旅行者数はのべ214万人で
 「前年同期比14.3%減少」
したが、その最大の理由が大気汚染にあるとしている。
 北京市観光発展委員会の魯勇(ルー・ヨン)主任は
 「頻繁に発生するスモッグと世界規模での景気低迷が旅行者数減少の理由の一つだ。
 北京市は1月から45カ国の外国人を対象に、72時間以内のトランジットビザ(通過ビザ)の免除措置を実施したが、旅行者数は減少傾向にある
と指摘している。

 独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは3日、求人サイトSinoJobsが先ごろ発表した、中国の大気汚染が仕事や生活設計に与える影響に関する調査報告を紹介。
 深刻な大気汚染により、中国で生活する欧州出身者の半数近くが予定より早めの帰国を検討し、中国への赴任を希望している人たちにも二の足を踏ませる結果になっていると報じている。

 米ニューヨーク・タイムズのウェブサイトは3日、「有毒な国に暮らす」と題した北京駐在記者の記事を掲載した。
 「中国は世界第二の経済大国だが、その経済成長によりもたらされた代償が日に日に明らかになってきている。
 勢いよく発展する都市と多くの農村で、人々は空気や飲料水、食物の安全性に疑問を抱いている。
 まるで原発事故が起こったチェルノブイリや福島に暮らしているかのように。北京での生活は、用心と疑心暗鬼の繰り返しだ。
 6年前の訪中時、毒性物質が検出された中国製歯磨き粉のニュースを聞いた母親がスーツケースに歯磨き粉をたくさん詰めてくれた。
 しかし私はすべて置いてきた。
 今では国に帰るたびに母親が用意してくれる歯磨き粉をためらうことなく荷物に詰め込むことにしている」


 「中国は有害な国」という風ならまだいいのだが。
 ここでは
 「中国は有毒な国
という表現になっている。
 「有害」ではなく「有毒」である。
 行きたくもないではなく、触れたくも国といったイメージを喚起させる。
 これでは、
 「もはやどうにもならない」
といった雰囲気濃厚なムードである。
 「外資の逃亡はあたりまえ
といった口調である。
 どうなるのだろう中国は。
 もはやここには希望も憧れもない。
 あるのは有害と有毒だけ?
 ということは、急速は没落が目の前に迫ってきている、ということになる。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月16日 8時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75588&type=0

中国の大気汚染は怖すぎる!外国人観光客が激減―中国

 2013年8月13日、BBC中国語サイトによると、大気汚染などの影響で、中国を訪れる外国人観光客が減少している。
 今年上半期(1-6月)に北京を訪れた外国人観光客は前年同期比15%減だった。

 中国国家観光局によると、今年上半期に中国を訪れた外国人観光客(ビジネス及び居住者を含む)は前年同期比5%減の1300万人足らずだった。
 特に北京では故宮や万里の長城などの有名な観光スポットでも減少傾向がはっきりと現れており、今年上半期の外国人観光客は約190万人で、前年同期比15%の大幅減となった。

 この原因について、中国国家観光局は、世界的な不況や人民元レートの値上がりなどの要素に加えて、鳥インフルエンザの流行や大気汚染、上海・黄浦江でのブタの死骸漂流事件などが中国観光業界のイメージにマイナスの影響を与えたと分析している。

 中国はフランスと米国に次ぐ世界で3番目の観光目的地であり、
 中国政府はこれまでの輸出や投資に過度に依存した経済発展モデルから、観光業界も含めたサービス産業など内需を中心とした経済発展モデルへの転換に努力してきた。
 しかし、外国人観光客の減少は関連政策の実現を難しくさせる可能性がある。


 中国への観光客の減少と逆比例するように日本への観光客は日増しに増えている。
 中国の訪日観光客の減少によって締め上げようとした中国の方策も1年ほどで霧消した。
 貿易といい、観光といい中国も当初の目論見、というか幻想は次々破綻していく。
 ということは、日本へのカードを失いつつあるということである。
 日本からみると、中国から離れることにより、様々な知恵と手段が浮上してきて、これまでの冬眠していた脳が、急速に活性化に動いているように見える。
 まあ「明日の日本」というか、明るい未来というか、日本はまだまだ捨てたもんではない、ということのようである。


日刊工業新聞 掲載日 2013年08月22日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120130822caap.html

7月の訪日外国人数、100万人突破
-単月で初、ビザ緩和が追い風

 日本政府観光局(JNTO)は21日、7月の訪日外国人数が前年同月比18・4%増の100万3000人になったと発表した。
 7月にタイやマレーシアの査証(ビザ)発給要件を緩和したことが追い風になったとみられ、単月として初めて100万人を突破した。
 太田昭宏国土交通相は会見で
 「年間1000万人の目標達成に向け、さらに取り組みを強化したい」
と述べた。

 国別ではビザの発給要件が緩和されたタイ、マレーシアの2カ国に加え、台湾、香港、ベトナム、インドの4カ国・地域からの訪日外国人が過去最高となった。
 円安による訪日旅行の割安感が浸透してきたことや、LCCの就航などにより航空座席供給量が増大したことも訪日外国人数の伸びにつながった。
 「今の状況が続けばなんとか(目標とする)年間1000万人を達成できる」(太田国交相)
とみて、国交省は訪日旅行の需要喚起に向けてプロモーションなどを強化していく。




減速する成長、そして増強される軍備


__