2013年7月20日土曜日

中国の政治体制崩壊が国民の口端にのりはじめた:そうなる危険性があるのか

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●17日、中国のネットユーザーは、「中国でロシアと同じような激動が起きた場合、資源がロシアに劣る中国は、ロシアの数倍の悲惨な状態に陥ることだろう」と発言した。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月19日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74407&type=0

<中華ボイス>中国の政治体制が崩壊すれば「ソ連崩壊」の数倍悲惨に―中国ネットユーザー
 
 2013年7月17日、中国では実質的に共産党の一党が政権を握っており、国内外で民主化や政治体制の改革を提唱する人が日増しに増えている。
  
 中国のネットユーザーは、
 「ロシアのプーチン大統領はかつて、“ソ連の解体はロシア人にとってまさに悲劇だった”と発言している。
 ソ連は解体したが、ロシアには豊富な資源があったおかげで致命傷を受けることはなかった。
 仮に中国でロシアと同じような激動が起きた場合、資源がロシアに劣る中国は、ロシアの数倍の悲惨な状態に陥ることだろう」
と中国の政治体制崩壊の危険性に関して発言した。


 先の米ピュー・リサーチ・センターの国際世論調査の結果は下記のものであった。
 「米国は衰えつつある超大国であり、中国に取って代わられると世界の人々はみている-」
 また、
 「経済協力開発機構(OECD)は3月22日の報告書で、世界2位の経済大国である中国が2016年前後に米国を抜き、世界一の経済大国になる軌道を進んでいるとの購買力 調整後の予測を示した
とも言う。 
 ところが、中国体制崩壊の予想が国内からも出始めている。
 いまのところはストレートには表現されず、
 「もしそいうことになたらどうなるのか?」
という形での疑問形である。
 日本のベビーブーム世代で大学生活を過ごしてきた人にとって、ソビエトが崩壊するなどということはまったく考えられなかった。
 アメリカとソビエトの綱引きが更に激化し、世界は徐々に社会主義化すると誰もがそう思っていた。
 だがあっさりとベルリンの壁は崩れてしまった。
 なにしろ、ノーベル経済学賞をとった学者の説にすら、ソビエト崩壊の予想は入っていなかったのだから。
 よってその学者の説は、ほとんど無価値になってしまった。
 というのは大局を見渡せない、ミクロの顕微鏡世界だと。
 中国もそんな雰囲気をもっている。
 日本のように中国の情報が多いところはいいが、南米やアフリカでは中国の影響力だけが際立ってしまい、中国を過度に大きく見せることになっている。
 これはしかたがないことでもある。
 経済的数値からみると中国は偉大だ。
 だが、このままやっていけるのかというと、首をかしげてしまう。
 そういう情報が豊富に日本に入ってくるからだ。
 おそらく、南米やアフリカには届かないだろう。
 「中国崩壊説」も日本では「ありえることだ」と認識されるだろうが、しかし、地球の裏側ではどうか。
 世界の経済研究に勤しんでいる学者するらソビエト崩壊を予測できなかった昨今である。
 中国の崩壊説の意味も、OECDあたりにはわからないのではないだろうか。
 


減速する成長、そして増強される軍備


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