2013年6月23日日曜日

尖閣諸島に近い与那国島に自衛隊基地:中国より日本の方が「やり手」

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サーチナニュース 2013/06/22(土) 20:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0622&f=politics_0622_004.shtml

尖閣諸島に近い与那国島に自衛隊基地、中国では焦りの声

  沖縄県与那国島町議会は、町が所有する21ヘクタールの土地を自衛隊基地用地として貸し出す議案を可決した。
 与那国島は尖閣諸島(中国名:釣魚島)から約150キロの距離にあり、戦闘機であれば6分ほどで尖閣諸島へ到着できる。
 環球時報が報じた。

  日本政府は中国軍への監視を強化することを目的に、
✡.2015年までに与那国島の中心に100-200人の陸上自衛隊員が常駐する兵営を建設し、
✡.東端に沿岸監視施設と移動式警戒管制レーダー基地を建設する
計画を進めてきた。

  しかし、
 「日中で戦争が勃発(ぼっぱつ)すれば、与那国島は直接、中国との交戦の舞台となる可能性がある」
として、島民の反対に遭っていた。
 今回、町議会は年間1500万円で用地を貸し出すことを決定、陸上自衛隊の君塚栄治幕僚長は6月末には正式な契約を済ませ、2015年までに基地を建設、稼働させることを発表した。

  同ニュースに対し、中国人ネットユーザーの多くは焦りを示しており、
 「基地が完成してしまえば中国は何もできなくなる。
 中国が何もせずにいればいるほど、日本は有利になってしまう」
という声や、
 「こんな小さな島は数発の爆弾にも耐えられないだろう」
と早速、島が戦場となる恐れを示唆する声もある。

  また、
 「日本製品をボイコットしよう。釣魚島や琉球諸島を中国が取り戻すまで徹底してボイコットしよう」
と呼びかける声もあった。


 事件が発生してから以降、冷静に見てみると
 中国は尖閣諸島周りでの「巡視船の鬼ごっこ」以外にはこれといった物理的な動きはしていない。
 沖縄の帰属問題などはただ言論だけの「ラッパ吹き」にすぎない。
 レーザー照射などという取るに足りないもので、日本にギャンギャン言われてしまっている。
 中国は残念なことに、口でいうほどの実行を示していない。
 というより、示せない、といったほうがいいように思う。
 その理由はひとつしかない。
 「国内が安定していない」
ということだろう。
 下手に動いてミスをしたら、国内がどうなるか、それが怖いのだろう。
 よって、「口先ラッパを吹く」しか対応がない。
 日本への経済制裁を行ったものの、まるで効果がなく、結局マイナスを食らったのは中国側であったという結果は中国を竦ませてしまう。

 対する日本は、対中国対策を濃厚に出動させ、アメリカと共同で軍事演習をやったり、与那国に自衛隊をおいたりと、「巡視船の鬼ごっこ」や「口先ラッパ」を上手に使って過大の恐怖を煽り、着々とこれまでできなかったことを積極的に勧め、成果を上げてきている。
 中国よりはるかに日本の方が「やり手」だということ
なのだろう。


サーチナニュース  2013/06/25(火) 13:02
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0625&f=politics_0625_005.shtml

日本は軍拡を目指している! 
アジアの軍事戦略に影響=香港誌

  香港誌・アジア週刊はこのほど、日本が「防衛計画の大綱」の改正を前倒しし、先制攻撃が可能な軍事力を持てるようにしたと伝えた。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

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  日米はこのほど5回の合同演習を集中的に実施し、「離島奪還」の訓練を強化しているが、この重大な変化は中国およびアジアの軍事戦略情勢をけん制し、重大な影響を及ぼすことになる。

  政権与党の自民党は11日、自衛隊に尖閣諸島(中国名:釣魚島)から12カイリ内で警備を行う権限を与え、尖閣諸島周辺海域の「防衛力」を強化する「尖閣諸島12カイリ警備保全法」についてまとめた。
 同法案が国会で可決された場合、自衛隊が尖閣諸島海域の巡航に参加し、海上保安庁と共同で12カイリ内の「領海」に入った巡視船を「武力で駆逐」できるようになる。

  米国は表と裏から日本の離島奪還作戦とミサイル迎撃能力を全力支援しており、日本をアジアリバランス軍事戦略で中国の軍事発展を抑制する「前線基地」にしようとしている。
 日米が過去1年間で実施した合同演習は16回に達しており、2012年12月にはグアム島で海上からの離島奪還作戦が初実施された。

  日本が米国などと実施した陸海空の「離島奪還」などの合同演習は13年6月は1カ月だけで5回に達している。
 これには米国本土でも実施された「夜明けの電撃戦」と呼ばれる離島奪還合同演習、ブルネイで実施された「コブラゴールド」、ハワイのフォートシャフター基地で実施された「ヤマサクラ」と呼ばれる米日共同指揮作戦演習、さらには硫黄島周辺海域で実施された大規模な機雷除去演習が含まれる。

  日本は6月10-16日に陸海空自の精鋭を集結し、米カリフォルニア州の「夜明けの電撃」と呼ばれる離島奪還合同演習に派遣した。
 同演習は第2護衛隊群司令の湯浅秀樹海将補と、第3艦隊司令官のジェラルド・R・ビーマン海軍中将が共同指揮を担当した。日本は1万9000トン級の準空母「ひゅうが」、イージス艦「あたご」を初めて派遣し、さらに西部方面普通科連隊の中隊の主力を離島奪還訓練に派遣した。

  演習の具体的な内容には、海上訓練、ヘリからの降下、揚陸艇による上陸、戦闘射撃などが含まれる。
 防衛省の岩崎茂統合幕僚長によると、日米の同演習は自衛隊に対して非常に重要な意義を持つという。



サーチナニュース 2013/07/01(月) 18:36
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0701&f=politics_0701_005.shtml

日本の与那国島での武装強化に3つの意図=中国報道

  防衛省は6月27日、陸上自衛隊の沿岸監視部隊を配備するため、沖縄県与那国町と土地賃貸契約を結んだ。
 防衛省は2015年末までに自衛隊員を約100人配備することを計画している。
 現在、陸上自衛隊の南西諸島における正式な拠点は沖縄本島の那覇基地だけだが、今後は与那国島にも配備され、中国の艦船の動向の沿岸監視とレーダー監視を行うことになる。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  ■日本の与那国島での武装強化に3つの意図

  軍事学者の周晨鳴氏は、日本が戦略的意味の大きい島「与那国島」での武装を進める動きには、
①.中国艦船の動向の監視、
②.尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題における「支配力」の強化、
③.台湾海峡関係をかき乱すこと
の3つの意図があると見ている。

  日本はここ数年、第一列島線に沿って各島に多くのレーダー施設を設置し、第一列島線の軍事活動を監視している。
 周晨鳴氏は、今回の与那国島でのレーダー施設の設置は日本の尖閣諸島問題に対する戦略的な動きであり、中国艦船に対する監視力を強めることができると分析。

  与那国島の空港における大型機の離着陸にはまだ問題が残るが、中型機と戦闘機の離着陸に大きな問題はない。
 日本の戦闘機が那覇空港から尖閣諸島に飛んだ場合は距離が近くないが、与那国島が基地に改造され戦闘機がそこから飛べば、わずか6分で尖閣諸島に着き、与那国島に停泊する公務船または海上自衛隊の船も短時間で尖閣諸島に駆けつけることができる。
 周晨鳴氏は、与那国島で港や空港を増築するなど、日本は軍事インフラを強化する長期的計画を立てると見ている。

  与那国島と台湾の間には防空識別圏の問題もあるため、日本は与那国島での施設建設を通して台湾海峡関係をかき乱すことを望んでいる可能性が高い。

  周晨鳴氏は、日本は与那国島での武装を強化し、台湾を自身の防衛の利益に引き込むことを望んでいると分析。
 日本は、他国が与那国島に空中威嚇をする際は台湾を経由する必要があり、台湾の防空識別圏に入ることになり、台湾海峡問題に試練をもたらすに違いないと見ている。
 しかし、日本が与那国島に強い部隊を置いていれば、逆に中国と台湾の軍事協力を促進する可能性がある。



サーチナニュース  2013/07/08(月) 14:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0708&f=politics_0708_004.shtml

日本がアジア最大規模のイージス艦隊を建造へ=中国報道

  防衛省の関係者は、「北朝鮮のミサイル威嚇」を理由に、日本が弾道ミサイルを迎撃するイージス艦を2隻追加建造する準備に入ったと明かした。
 完成後、日本が保有するイージス艦は8隻に増加し、アジア最大規模のイージス戦艦群となる。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  共同通信社によれば、防衛省が新「防衛計画の大綱」でミサイル防衛システムの強化を提案した。
 イージス艦の建造費は1隻あたり2000億円にのぼる見通し。
 防衛省は、「北朝鮮のミサイル威嚇の長期化」を防ぐための措置だと表明している。

  海上自衛隊は現在、「こんごう」4隻と「みょうこう」2隻の計6隻のイージス艦を保有。
 うち4隻がミサイル防衛システム「SM-3」を搭載し、その規模は米国に次いで世界2位だが、「北朝鮮のミサイル威嚇」に対抗するにはまだ不十分なようだ。
 防衛省は、北朝鮮のミサイル打ち上げに対応するため、SM-3を搭載したイージス艦を少なくとも2隻運用する必要があると発表したが、北朝鮮の長距離ロケット打ち上げの際、同型のイージス艦2隻が修理中だったため、運用できるのは2隻しかなかった。

  共同通信社によると、防衛省は新「防衛計画の大綱」の検討時、弾道ミサイルを迎撃するイージス艦を増やす必要があるとの見解を示した。
 残りの2隻へのSM-3搭載を迅速に行い、改修を2019年までに終えるほか、追加建造する2隻のイージス艦については15年度と16年度に契約を結び、21年に就役させる計画だ。


NHK ニュース 8月12日 5時53分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130812/k10013707561000.html

防衛省 自衛隊配備に理解得る努力を

 防衛省は、沖縄県与那国町の町長選挙で陸上自衛隊の配備計画を推進する現職が当選したことを受けて、計画の実現に向けて、引き続き町民の理解を得る努力を重ねることにしています。

 防衛省は、南西諸島の防衛を強化するため、沖縄県与那国町に、およそ100人の陸上自衛隊員による「沿岸監視部隊」を平成27年度末までに配備する計画で、ことし6月には部隊の駐屯に必要な町有地を有償で借りるための条件付きの契約を町との間で結びました。

 防衛省は、島を二分する激戦となった今回の町長選挙で、計画を推進する現職が当選したことは計画の実現に向けた前向きな動きだとしています。
た だ、47票差という接戦だったことから、地域振興に協力するなど、引き続き町民の理解を得る努力を重ねたいとしています。

■島しょ防衛のねらいは

 与那国島は日本の最も西に位置し、台湾との距離はおよそ110キロ、尖閣諸島からおよそ150キロという距離にあります。
 南西諸島の中心にある沖縄本島には、自衛隊だけでなくアメリカ軍の基地もありますが、沖縄本島の南西に位置する先島諸島には、宮古島に航空自衛隊のレーダー部隊が展開しているだけで、防衛省は『自衛隊配備の空白地帯』としています。
 配備計画では、艦船や軍用機の動きをレーダーで監視したり、電波情報を収集したりすることになっており、防衛省としては、周辺の海域で活動を活発化させている中国の動きをけん制するねらいもあります。

 陸上自衛隊の配備を巡っては、現職の町長が、島の経済の活性化につながるとして計画を推進してきたのに対し、配備によって逆に住民が危険にさらされるなどとして反対運動も起きており、前回(4年前)の町長選挙も島を二分する激戦となりました。

 小野寺防衛大臣は、ことし5月の記者会見で
 「南西地域の防衛は大変重要だと思っている。
 常に丁寧に説明し理解を得る努力をしていきたい」
と述べ、配備の必要性に理解を得られるよう努力する考えを示していました。



減速する成長、そして増強される軍備


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