2013年9月3日火曜日

なぜ中国は「釣魚島反日デモ1周年記念集会」を全国的に企画しないのか

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●写真は「CNSPHOTO」提供、日本の尖閣諸島国有化に反対する大学生たち。2011年9月撮影


サーチナニュース 2013/09/03(火) 13:15
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0903&f=national_0903_036.shtml&pt=large

【中国BBS】反日デモから1年…今もくすぶる尖閣めぐる不満

中国大手検索サイト百度の掲示板に
釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)はわが国の領土なのになぜ日本人が上陸しているのか?
というスレッドが立てられた。
スレ主の質問に対して、中国人ネットユーザーからさまざまな意見が寄せられた。

スレ主は、海上保安庁職員が尖閣諸島に上陸している写真と、中国の巡視船が尖閣海域に侵入したうえで「巡視した」と伝えている様子を写真で紹介。
中国メディアによる報道は「虚偽だ」とし、反日デモの写真も紹介しながら「口で言うだけは意味がない」と主張した。

スレ主の主張に対して、ほかのネットユーザーからは
●.「気合で負けちゃダメだ」、
●.「たとえ口だけでも負けることはできない。
北方領土問題では日本人も主張し続けているではないか」
と、たとえ実効支配していなくても尖閣諸島の主権を主張し続けるべきとの意見が寄せられた。

しかし、中国政府の対応に不満を抱いている中国人もおり、
●.「わが政府は強烈な憤りを表明し、抗議しかしない。
 気骨がなく、卑しすぎる!」
と厳しく批判するコメントがあったほか、
●.「東シナ海で戦えば国力が疲弊するため、釣魚島は後回しだ。
 南シナ海こそわが国の戦略目標だ」
という主張もあった。

尖閣諸島の国有化を受け、中国政府は日本領海内に巡視船を侵入させるなど、強硬な姿勢を強めているほか、中国国営テレビも尖閣諸島の天気予報まで開始するなど、主権主張に向けて攻勢を強めている。

中国各地で激しい反日デモが発生してからまもなく1年が経過する。尖閣諸島をめぐる対立は今も平行線のままであり、日中双方は冷え込んだ関係を改善する糸口すら見いだせていない状況だ。


 「釣島反日デモ1周年記念集会」
が中国全土で大々的に企画されていいはずなのだが、ピンともスンとも聞こえてこない。
 中国政府はヤル気があるのか
と誰もが不満を抱くだろう。
 やはり当局は日本とはまともにぶつかりたくないようである。
 「日本の軟化をいつまでも待つ
といった弱気一本に徹するみたいな雰囲気である。
 東シナ海で戦えば国力が疲弊する
 釣魚島は後回しだ。
 南シナ海こそわが国の戦略目標だ、
というのはなるほどと思う。
 おそらくこのへんが言い当てて妙なのかもしれない。

 そして中国に軍事行動ができるほどの力がないために、その代替で特に力を入れているのが歴史史観による反日攻撃。
 ただこれも、アジアで日本を批判するのは中国と韓国の二カ国に限られているために、
 ほとんど迫力というものが感じられない。
 ために日本には何の痛みも感じられないため、
 「また、言っているよ!」
程度で終わってしまう。
 日本が反応しないので、さらにカッッカしてトーンを高めるが、これもやり過ぎると、そこまで言う当局がなぜに尖閣に軍事行動をおこさないのかという批判につながってくる。  


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月4日 15時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76352&type=0

日本政府は歴史の反省を、中国各地の抗日戦争記念館が共同声明―中国メディア


●3日、中国新聞網は記事「日本政府は歴史の反省を、中国各地の抗日戦争記念館が共同声明」を掲載した。日本の歴史教科書の修正、靖国神社の参拝、侵略の歴史を美化する言動などを批判した。写真は上海淞滬抗日戦争記念館。

 2013年9月3日、中国新聞網は記事
 「日本政府は歴史の反省を、中国各地の抗日戦争記念館が共同声明」
を掲載した。

日本では8月15日が終戦の日だが、中国ではポツダム宣言調印の翌日である9月3日が中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利記念日とされている。68周年となった2013年の記念日には南京大虐殺記念館、中国人民抗日戦争記念館、上海淞滬抗日戦争記念館など中国各地の抗日戦争記念館は共同声明を発表した。

「歴史を制止し未来に向き合え」と題された共同声明は「我々は日本右翼勢力による歴史を歪曲し美化するすべての言行に強く反対する」と強調。1980年代以来続く歴史教科書の修正、靖国神社への参拝、侵略の歴史を美化する発言などを批判した。また最近、中国の執政者は、歴史修正主義の道を歩み国際的な正義と良知を踏みにじり、中国をはじめとするアジアの人民の被害者の感情を傷つけたと批判している。


 軍事力の非力を歴史主観で補い、民衆を煽ろうとするのは戦略としてはいいのだが、いまいち精度に欠けるという欠点がある。
 やりすぎてはいけない程度にうまくやらないといけないという、微妙さがつきまとう。
 よって、
 「日本政府は歴史の反省を」、中国各地の抗日戦争記念館が共同声明を発表。
 それに伴い各地では
 「反日デモを大々的に企画」。
 となるのが普通だが、そうはならずに口先声明だけで終わってしまうようだ。
 これではまるで説得力がなく、「ホタルの尻灯り」ということになってしまう。 


サーチナニュース 2013/09/04(水) 09:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0904&f=politics_0904_002.shtml

抗日戦争が世界の反ファシズム戦争の勝利に=中国共産党機関紙

  中国で「抗日戦争勝利記念日」とされる3日、共産党機関紙の人民日報は
 「日本は侵略の歴史を覆(くつがえ)すことはできない」
とする社説を掲載した。
 中国国際放送局が報じた。以下は同社説より。

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  中国人民は日本の侵略者を打ち負かし、世界反ファシズム戦争のために巨大な貢献をした。
 中国の抗日戦争がなければ、世界反ファシズム戦争の勝利はなかった。

  1945年9月2日、日本政府の代表は東京湾に停泊する米軍の戦艦ミズーリ号艦上で降伏文書に署名した。
 これは日本侵略者の徹底的な失敗を宣告し、中国人民の抗日戦争および世界反ファシズム戦争の最終的な勝利を示すものだ。

  苦難に満ちた歴史を振り返れば、われわれは日本の侵略者が中国で悪の限りを尽くし、中華民族に深く重い災難をもたらしたことを忘れることができない。

  中華民族はとてつもなく大きな犠牲を払い、外敵の侵略に反抗し、民族解放を初めて勝ち取り、民族の覚醒、団結、進歩の巨大な力を示した。
 抗日戦争の勝利は中華民族の発展と世界文明の進歩にとっていずれも重要で深い意義を持っている。


島反日決起1周年記念集会とデモ」が行えないのはなんといっても痛い。




減速する成長、そして増強される軍備


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