2013年9月5日木曜日

「日米中3カ国が東アジア情勢に懸念をもたらす」:米はさほどに寛容ではない

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●4日、中国浙江省杭州市で開催中の第7回両岸発展フォーラムにおいて、台湾・東呉大学歴史学部の曽祥鋒(ズン・シアンフォン)教授は、日米中3カ国関係による影響が東アジア情勢に懸念をもたらすとの分析を紹介した。写真は尖閣諸島の資料画像。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月5日 16時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76409&type=0

台湾の歴史学者「日米中3カ国関係の関係が東アジア情勢に懸念をもたらす」―中国紙

 2013年9月4日、中国浙江省杭州市で開催中の第7回両岸発展フォーラムにおいて、台湾・東呉大学歴史学部の曽祥鋒(ズン・シアンフォン)教授は、日米中3カ国による影響が東アジア情勢に懸念をもたらすとの分析を紹介した。

 同フォーラムの今回のテーマは
 「アジア太平洋戦略構造と両岸関係の発展」。
 同教授は最近の東アジア情勢の変化についての分析を発表。
 日米中3カ国による影響が東アジア情勢を動揺させる主な原因として、次の6点を指摘した。

1].米国は世界における兵力配置の調整を宣言しており、アジアに配置する兵力を再び増強するとみられる。
 こういった行為は中国に対抗するためのものとして認識できること。
2].日本は尖閣問題で米国と協力して中国を挑発している。
 また、中国も他の周辺国との関係で頻繁に摩擦が発生していること。
3].米国は尖閣問題で日本への偏向的態度を表明し、またその他の類似する問題においても中国周辺の他の国を支持する立場を取っていること。
4].中露合同軍事演習は中国の日本に対するデモンストレーションとみられること。
5].米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン氏の一時亡命を認めたロシアと米国の関係は緊迫していること。
6].中国はミサイル技術、空母技術、航空戦闘力の点など、軍事力の面で長足の進歩を遂げていること。

 曽教授はまた、シンガポール初代首相のリー・クアンユー氏が8月に出版した著書で示した「米中が開戦する可能性はない」との見解を紹介。
 米国は主観的には中国の台頭を望んでいないが、一方では中国と世界を共同管理する可能性を試みようとしている
との見方を示した。


 おそらく多くの識者はこれと同じように
 「米国は主観的には中国の台頭を望んでいないが、一方では中国と世界を共同管理する可能性を試みようとしている」
と見ているだろう。
 だが、アメリカはそんなに友好的ではないし、甘くもない。
 敵対するものは叩く、というのがアングロサクソンのやりかたである。
 ならアメリカは中国をどう見ているか。
 アメリカ民主主義からいうとソビエトでみられたように
 「独裁は生き延びることができない
ということを基本原理として見ているということである。
 独裁政権は紆余曲折はあるものの、最後は独裁を放棄せざるを得ない、と判断してというのがアメリカの立場である。
 歴史観察の観察から
 独裁は内部から崩壊する宿命を背負っている
とも考えている。
 アメリカは中国が内部から変わっていくためにそれを促進するための
 加速度生成のマッチポンプの役目
を与えられていると考えている。
 つまり中国と共同管理する如きの姿勢だが、アメリカイズムを注ぎ込むことによって結果的に食当たりを起こさせ、それによって独裁政権が自壊していくであろうというシナリオを描いているということである。
 アメリカにとっていまの中国とは崩壊する前の一時的な姿であり、
 出来る限りそれを応援して延命をさせ、その間に多くの荷物を背負わせてしまおうと考えている、といったところが本音ではなかろうか。
 つまり、世界経済を少しでも引っ張ってくれればこれにこしたことはない、とそう考えているということである。
 そのあとボロボロになろうと、あんたの勝手でしょ、ですますつもりではなかろうか。
 ボロボロになれば再度立ち上がってくることもない。
 強いて言えば、二度と立ち上がれないほどに成金をヨイショして過重な荷物を背負わせ潰してしまおうという戦略ともいえる。
 その程度の非情さをもって外交は動いているということである。
 目先の利益ではなく、
 歴史的にみてどうなっていくのがありええるべき動きか
をおさえ、そこからいまの在り方を作り出していくのがアングロサクソン流のやり方である。
 アメリカは中国を台頭のパートナーになりうるとは、爪のアカほどにも思っていないということである。
  「能あるタカは爪を隠す」
ではないが、
 アメリカの裏心は中国を許すほど寛容にはできていない
ということは重々キモに命じておいたほうがいい。



減速する成長、そして増強される軍備


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中国経済復調という誤ったシグナル:消費主導への脱皮は絶望的に困難

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ロイター 2013年 09月 4日 17:38 JST
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE98301B20130904

コラム:中国経済復調という誤ったシグナル=武者陵司

 中国ではここ数カ月、予想外の変化が起こっている。
 それは、複数の統計指標に改善の兆しが見られることだ。
 
 前月比0.7ポイント上昇して51.0と、1年4カ月ぶりの高水準を記録した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI、中国国家統計局発表)もさることながら、一番意外だったのは鉄鉱石輸入が6月の低水準から一転し、7月に過去最高の7314万トンまで大幅に増加したことだ。
 7月の貿易額も、輸出入ともに予想を大きく上回った。
 中国が最大の需要家である銅などの国際的なメタル市況にも顕著な改善が確認できる。

 筆者は当初、中国経済の息切れは間近だろうと考えていた。
 実質経済成長率は2010年の10.4%から、11年は9.2%、12年から13年第2四半期にかけては8%台を下回り、リーマンショック直後を除き、2000年代では最低水準まで落ち込んでいた。
 これを受けて、モノの動きもほとんど止まり、前年比2―3割増のペースで伸びてきた貿易額は前年並みの水準まで落ち込み、6月には12年1月以来1年5カ月ぶりに輸出が減少に転じた。
 複数の指標が、中国の景気失速を暗示していたのだ。

 それだけに、7月以降の急改善はあまりに不自然な感じがする。
 世界貿易が大きく上向いているならば納得もいくが、その勢いはない。
 投資から消費主導への中国経済の構造改革が、結果を数字で示せるような段階に入っている証拠も見当たらない。
 要するに、この復調は権威主義的な「官製経済」の賜物なのだろう。
 具体的には、インフラ整備加速など当局による各種景気テコ入れ策を見込んだ、期待先行の受注増や生産増、在庫積み増しが起こっているものと見られる。

 確かに、指標を信じる限り、ただちに景気失速から経済困難に向かうことはないとはいえそうだ。
 パッチワーク的な国策動員によって、しばらくは安定した時代が続くのかもしれない。
 しかし、
 公的支援への期待に頼る投資主導の経済成長は、端的に言えば、
「騙(だま)し」であり、持続不可能であり、何よりさらに深刻な経済困難を招来する可能性がある
 以下、中国経済の真の問題点を整理してみよう。

■<成長率は4%下回る可能性も>

 まず、中国にとって目下最大の問題は、経済成長をけん引してきた投資の採算性が悪化するに伴い資金不足が深刻化していることである。
 株価の低迷に企業収益の悪化も重なって、
 増加し続けてきた海外からの資金流入はこのところ、勢いを失っている。

 たとえば、野放図とも言える高投資の源泉となってきた外貨準備の対名目国内総生産(GDP)比率は、1980年代の1%以下から、95年10%、2000年13%、10年49%と急上昇してきたが、12年には40%へと急低下、13年前半では38%程度である。

 むろん依然として高水準だが、これは非合法な資金流入によって嵩(かさ)上げされてきたためだろう。
 具体的には、輸出額の水増しが主な裏ルートになっていた可能性が指摘されている。
 つまり、実額を上回る輸出額を申告し、為替管理が厳しい中国に海外から送金していた可能性がある。
 中国と貿易相手国における統計上の不整合もそれで説明がつく。

 この非合法の資金流入は、中国当局が今年5月に輸出統計の管理を厳格化して以降、ある程度抑制されたと見られる。
 輸出額が減少した6月の貿易統計はそれを反映したのではないだろうか(7月は輸出入ともに増加したことを考えると、政策期待などによって当面は糊塗できるのかもしれないが)。

 ちなみに、6月下旬に上海の金融市場で短期金利が跳ね上がったが、これも金回りが悪化したことと無縁ではないだろう。
 もともと国際投資家の対中投資が抑制されている中で、中国人のイニシアティブによる海外からの資金導入が細った。
 その結果として、クレジットクランチ(信用収縮)が一気に深刻化したと考えられる。
 短期金利の急騰を中国人民銀行(中銀)によるバブル抑制姿勢の表れと評価する向きもあるが、それは一面にすぎない。
 むしろ、中銀の予想を上回る信用収縮が生じていたためと考えるべきだ。

 そもそも中国の投資主導型経済は、常識的な限界を超えている。
 主要国の総固定資本形成の対名目GDP比率を見ると、そのいびつさがよく分かる。
 韓国の26.7%、日本の21.2%やドイツの17.6%、米国の15.8%に対して、中国は45.7%にも達する(12年)。
 固定資本形成がGDPのほぼ半分を占める計算だ。

 経済合理性ではなく共産党の事情によって推進されてきた不動産投資、企業設備投資、公共投資は、その多くが不良投資化している可能性が高い。
 他方、過度の投資主導型成長が追求される中で資本分配率の適正化は図られず、労働分配率は異常なほど低く抑えられたままだ。
 富は国家と企業に集中する一方で、低所得者層が増え、都市部以外では消費力も高まっていない。

 この状況は、非常に厳しい未来を暗示している。会
 計上の投資とは、端的に言えば、費用の資本化、つまり先送りである。
 将来の投下資本の回収義務、償却負担は発生するものの(つまりコストは決まっているが)、果実は不確定なのだ。

 統制経済の中国の場合、需要に基づかない投資がより長期にわたり持続する可能性はあるが、永遠はあり得ない。
 いずれ限界に達したときは、成長率は5―7%割れどころでは済まない可能性が高い。
 消費は中国のGDPを4%程度押し上げているに過ぎず、投資の伸びが止まれば、一気に4%、もしくはそれ以下の水準まで落ちる可能性は十分あるのだ。
 場合によっては、中国経済の突然死、
 数十年にわたる長期停滞が起きても何ら不思議ではないということである。

 実は米国もかつて20年間にわたってピークの需要を超えられないという長期の経済停滞に陥ったことがあった。
 1929年に540万台でピークを迎えた自動車販売台数が大恐慌を経て、その水準を超えたのは第2次世界大戦後の1949年のことだった。

 むろん、消費主導型経済の米国とは単純に比較できないし、中国政府は恐らく様々な施策で市場をマニピュレート(操作)し続けようと試みるだろう。
 最後の頼みの綱は恐らく資産価格上昇に働きかけることだろうが、企業収益が悪化する中で、株価や不動産をいくら押し上げようとしても、限界がある。
 市場経済の「いいとこ取り」をしてきた中国が、市場のリベンジ(報復)を受けるのは時間の問題だと考えている。

■<消費主導への脱皮は絶望的に困難>

 筆者は、中国の消費主導型経済への脱皮の可能性についても悲観している。
 投資から消費への成長率の誘導は、減税や財政出動などで民間の消費力を喚起するケインズ的な政策によって可能になるが、中国ではそうした政策がうまくいきそうにない構造的事情がある。
 国営企業を中心とする既得権益層の存在である。

 国営企業がインフラなど非常に重要な部分を占め、独占価格によって高い収益を得て、そこにぶら下がる形でいろいろな既得権益が広がっている。
 この仕組みを温存したままでは、民間主導の所得配分によって労働分配率を上昇させた日本型の持続的高度成長は実現できない。

 また、戸籍制度など労働移動の制約もあって、労働力のミスマッチが国全体として調整できない点も大きな問題である。
 とはいえ、この国営企業改革と労働改革は、いずれも中国の特権階級の基盤そのものを揺さぶりかねない。

 そうした中で現在、習近平政権が前面に打ち出しているのは、汚職摘発、あるいは「中国の夢」といった理想論だ。
 民主主義の強化や市場経済化の推進とは逆方向に求心力を動員しているように見える。
 これでは、経済構造改革は絶望的に難しいと考えざるを得ない。

■<中国の地盤沈下は凶報ではない>

 最後に、このように深刻な問題を抱える中国経済と、日本企業はどう付き合っていけば良いのか、持論を言い添えておきたい。
 突き詰めれば、その答えは、
 中国を生産拠点ではなく、最終需要地として扱うこと
だと思う。

 経済成長のけん引役として消費が投資に取って代わるシナリオが期待薄だとしても、中国が巨大市場であることに変わりはない。
 市場的なメリットは依然として大きい。
 しかし、安い労働力の供給基地として期待を寄せる時代はすでに終わったということだ。
 中国進出のモティベーションは大きく変わる必要がある。

 はっきり言って、容易にコモディティ化してしまいそうな商品を主力とする企業は、中国に本格進出しないほうが良い。
①.圧倒的な技術優位性があり、それをブラックボックス化できる自信がある企業だけが中国に製造拠点を設けるべきだ。
②.後はコンビニのような日本的なビジネスの仕組みが中国で根付くかどうかだろう。
 いずれにせよ、
 中国で成功するビジネスは今後ますます限定されていく
のではないか。

 ちなみに、中国経済の失速が世界経済にとって凶かと言えば、それは違うと考える
 中国の地盤沈下は、同国が独り占めしてきた世界の供給拠点を他の地域に譲るということだ。
 その地盤沈下によって、他のアジア諸国やメキシコなどにチャンスが広がるということだ。
 これらの国は、中国やロシアのような権威主義型の経済ではなく、市場資本主義に非常にフレンドリーな新興国である。
 その興隆は、世界経済にとって吉報となるはずだ。

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。
*本稿は、筆者の個人的見解に基づいています。

【武者陵司】
武者リサーチ代表。1973年横浜国立大学経済学部卒業後、大和証券に入社。87年まで企業調査アナリストとして、繊維・建設・不動産・自動車・電機エレクトロニクスなどを担当。その後、大和総研アメリカのチーフアナリスト、大和総研の企業調査第二部長などを経て、97年ドイツ証券入社。調査部長兼チーフストラテジスト、副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザーを歴任。2009年より現職。

「暴力辞さぬ」地上げ横行:中国地方債務の重圧、急速な都市化のヒズミ




●9月3日、多額の負債を抱える中国の地方政府は、脅しや暴力などに訴えて強引に土地収用を行っている。写真は3年前に立ち退きにあったXu Haifengさん。江蘇省無錫市で8月撮影(2013年 ロイター/Carlos Barria)


ロイター 2013年 09月 4日 12:32 JST
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE98302D20130904

焦点:中国で「暴力辞さぬ」地上げ横行、地方債務の重圧で

[無錫(中国) 3日 ロイター] -
 中国・江蘇省の無錫市に住むXu Haifengさんは3年前に自宅から立ち退かされた時、北京に出向いて家の取り壊しを命じた地方政府への不満を訴えた。
 それ以降、家族は少なくとも18回誘拐され、不法拘置所の窓なしの狭い部屋に何週間も拘束されたという。

 Xuさんの話は、時に暴力に訴える強引な土地収用が珍しくない中国でも衝撃的であり、多額の負債を抱える中国の地方政府があらゆる手段を使って資金集めに奔走し、市民生活にまで踏み込んでいる姿を浮き彫りにする。

 「無錫市は借金まみれだ。
 市は住民の財産を奪い、土地を盗むことを生き残りの策としている」。
 こう憤るXuさんには74歳になる母親がいるが、その母親は10回以上も誘拐され、1年近くも不法に拘束されていたという。
 その背後には、適正な補償を求める家族の声を黙らせようとする圧力が見え隠れする。

 世界第2位の経済大国となった中国では、
 土地収用は社会不安の最大要因の1つとなっており、
 急速な都市化の負の側面
をあぶり出している。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは昨年、中国の経済成長が鈍化し、地方政府が債務返済資金に苦労するに伴い、土地の強制接収が増えているとの報告書を発表した。
 ただ同報告書の内容には異議を唱える専門家もおり、土地接収に関する公式な統計も存在しない。

■<借金で火の車>

 無錫市は、地方政府の中で最も多額の債務を抱える江蘇省の南部に位置する。
 公式統計によると、江蘇省の省政府や市政府は、大型建設プロジェクトや投資のために銀行などからの借り入れを膨らませている。

 政府系シンクタンクの中国社会科学院・農村発展研究所の副所長を務める李国祥氏は、土地収用の背景には財政の圧迫があると指摘。
 「ロジックは単純だ。
 財政の健全さがない場合、地方政府はどうやって公正な補償を払えるだろうか
と述べた。

 Xuさん一家が不動産を所有していた無錫市の浜湖区では、当局が脅しや暴力を使って住民の土地を安く接収し、立ち退きに従わなければ不法監禁されることもあるという。

 当局の行為で死に至ったケースも報告されているが、こうした内容の正否の確認は取れておらず、浜湖区政府や無錫市政府への取材申し込みに対する回答も現時点では得られていない。

 浜湖区での住民談は極端なケースなのかもしれないが、土地の強制収用自体は珍しいことではない。
 中国社会科学院の李氏によれば、中国の地方政府は、収入の20─90%を収用した土地の売却から得ている。

 土地問題は、中国で毎年数多く起きているデモの主因の1つに数えられる。
 そうしたデモの多くは報じられないまま終わるが、2011年に広東省烏坎村で起きた農業用地強制収用をめぐる激しい抗議活動など、一部は国内外の幅広い注目を集め、中央政府に何らかの行動を促す場合もある。

 現地メディアの報道によると、8月29日には、福建省で土地を強制収用された家の4歳女児が、取り壊しを行っていたブルドーザーにひかれて死亡するという痛ましい事件も起きている。

■<莫大な投資>

 過去約30年にわたる年率2ケタの成長を経て、中国経済は成熟段階に移りつつある。

 ただ、地方政府の銀行借入残高が約9兆7000億元に達し、同債務の返済には力強い経済成長が不可欠となる一方、政府は投資主導から内需主導への転換に苦労している。

 2008━09年の金融危機後に中国政府が打ち出した大型景気刺激策の多くは、銀行からの融資を資金源としている。
 そうした融資の多くは下水設備など採算の厳しい公共事業に投じられており、
 投資家は大量の不良債権が残る可能性を懸念している。

 上海から電車で30分の距離にある江蘇省は、中国で最も豊かな省であり、旧来の輸出主導型成長モデルの見本のような存在でもある。
 2012年の同省経済の投資依存度は59%に上った。

 地方当局は、無錫市を中国版シリコンバレーとして情報テクノロジー(IT)産業の集積地に生まれ変わらせようという構想を描く。
 ただ、フットボール競技場3500個分に相当する広大なビジネスパークで新たな経済モデルを生み出すという夢は、依然として国による大規模な投資に命運を左右される。

 当局はコストを明らかにしていないが、無錫市政府が管轄する同ビジネスパークの開発主体企業である無錫太湖国際テクノロジーパーク投資開発は、財務面で厳しい状況に置かれている。

 公式統計によれば、同社の営業キャッシュフローは過去4年連続でマイナスとなっている。
 また、中国の格付け機関大手、中誠信国際信用評級(CCXI)のアナリストによると、同社の負債総額は59億元に達しており、手元資金不足にも陥っているという。

 無錫市と江蘇省による投資は、以前にも失敗に終わった例がある。
 両地方政府は過去10年間、省内の造船業と太陽電池パネル産業を世界最大規模に育てようと拡大を急いだが、行き過ぎた投資は設備過剰を生み出し、両セクターともに現在は巨額の損失を抱えている。

■<暴力と脅し>

 大規模ビジネスパークの建設を進めるため、浜湖区政府は農地を整理し、住民には新たな家を与えて引越しをさせた。
 また住居移転費用を捻出するため、昨年には無錫太湖国際を通じて10億元規模の起債を行った。

 しかし、大掛かりな住居移転は、政府の税収が減るなど痛みを伴うものとなった。
 現地住民によれば、浜湖区当局は昨年に一部公務員の給与削減を計画したが、すぐに撤回したという。

 給与削減計画を発表する通達のオンラインコピーには、政府は「困難かつ厳しい」住居移転業務に直面しており、「大きな財政圧力」にさらされていると書かれていた。

 3年前に家を壊されたXuさんに対し、政府は家と土地を240万元(1平米当たり約4140元)での買い取りを申し出たという。
 インターネットで検索すると、Xuさんが持っていた家の周辺では現在、新築物件は1平米当たり1万0100─1万7840元で売られている。

 Xuさんは、政府の申し出を拒否してから雲行きが怪しくなったと振り返り、水道や電気が止められ、夫とともに当局者から脅しを受けたり、暴力をふるわれたりするようになったと明かした。

 家族に嫌がらせをしていた人物の1人は、電話口で「私は胡錦濤国家主席(当時)だ」と名乗り、「われわれが家を壊したってお前たちには何もできないだろう」と脅してきたという。

 脅しに耐えかねた夫は最終的には契約にサインしたが、政府からは結局100万元しか支払われず、家は政府が雇った作業員たちによって取り壊された。

 浜湖区では、同様の訴えが至る所で聞かれる。
 近隣の村では、当局が1979年以前の不動産譲渡証書を認めず、補償金の支払いなしで家が取り壊れたとの報告も複数ある。

 アムネスティの昨年の報告書によると、2009年以降、中国では少なくとも41人が土地の強制収用に抗議して焼身自殺を図った。

 人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(香港)のシニアリサーチャー、ニコラス・ベケリン氏は
 「地方政府当局者は成長を生み出さなくてはならない。
 一番手っ取り早い方法が地上げだ」
と語った。

(原文執筆:Koh Gui Qin記者、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

中国大手銀行を待ち受ける現実:金融サービスに参入するインターネット企業



●図1


JB Press 2013.09.05(木)  The Economist
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38620

中国の大手銀行:行く手に待ち受ける厳しい現実
(英エコノミスト誌 2013年8月31日号)

 世界最大の金融機関の一角を占める中国大手銀行4行は、おぞましい現実と向き合わなければならない。

 「中国の銀行は本当の銀行ではない」。
 先ごろ中国の中信証券(CITICセキュリティーズ)に買収された証券会社CLSAのアンディー・ロスマン氏はこう話す。
 中国最大の金融機関は政府の支配下に置かれているため、
 実質的に財務部の出先機関になっている。

 これらの金融機関は競争から身を守ってくれる規則に甘やかされ、好況時に巨額の利益を上げる。
 銀行の利益は昨年、中国の国内総生産(GDP)比で3%近くに相当していたが、米国の銀行がここ数十年間で達成した最も高いGDP比はわずか1%だった(2006年)。
 不況期には、1990年代に不良債権が急増した時と同じように、国が後ろ盾になって問題を片づけてくれる。

 だが、中国銀行界の「ビッグフォー」を世界ランキングのトップに押し上げた有利な条件は、崩壊しつつある。
 これらの銀行は今は高収益を上げているが、近く新たな不良債権の波に襲われるだろう。
 中国経済のリバランス(再調整)が進むにつれ、国は家計や民間企業を犠牲にして国有企業に信用をつぎ込むのを控えるようになる。

 ロスマン氏の言葉は、永遠には当てはまらない。
 中国の大手銀行は、徐々に本当の銀行になりつつある。

■規模では世界トップに入る中国大手銀行

 この状況は中国国内だけでなく中国国外でも大きな意味を持つ。
 何しろ中国最大手クラスの銀行は世界の銀行業界の巨人だ(上図参照)。

 昨年500億ドル近い税引き前利益を計上した中国工商銀行(ICBC)は最近、業界誌ザ・バンカーによって、中核資本の規模に基づく世界最大の銀行として名前を挙げられた。

 ICBCの中核的自己資本(Tier1)は2000年にはわずか220億ドルだった。
 それが昨年末には1610億ドルまで急増し、JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカを抜いている。

 残る中国大手銀行3行もトップ10入りを果たしている。
 中国建設銀行(CCB)、中国銀行(BOC)、中国農業銀行(ABC)の3行だ。

 これらの金融機関の規模には目を見張るものがある。
 ICBCとABCには、それぞれ40万人を超える従業員がいる。
 40万人と言えば、世界最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の従業員数にほぼ匹敵する規模だ。
 ICBCの法人顧客数は400万社を超えている。CCBには約1万4000店の支店がある。

 4大銀行は1980年代に中央銀行である中国人民銀行の組織から誕生した
 ――ただしBOCの前身の歴史は清王朝までさかのぼる。
 これらの銀行は、表面上は民間商業銀行のように運営されることになっていた。
 4行すべてが香港証券取引所と上海証券取引所に株式を上場している。

 だが、国は4大銀行および第5位の交通銀行の過半数の株式を維持した。
 4大銀行の経営に当たっているのは共産党の序列上位の党幹部で、経営幹部らは銀行と規制機関との間を簡単に行き来する。

 CCBの董事長、王洪章氏は、以前は人民銀行の副総裁であり、同行の規律検査委員会書記を務めていた。
 BOCの元董事長、肖鋼氏は現在、株式市場を監督する中国証券監督管理委員会(CSRC)のトップを務めている。

 こうした近親相姦的なつながりは、中国の経済政策において4大銀行が特別な役割を果たしていることを示す証拠だ。
 有り体に言えば、これらの銀行は金融抑圧の主要な手段になっている。
 政府が預金金利に上限を設定しているため、大手銀行はひいきにしている国有企業や政府の他部門に融資できる割安な資金源を持つ。

■4大銀行の特別な役割とそのツケ


● ICBC、CCB、ABCは昨年、世界中のどの銀行よりも多くの純受取利息を計上した(図2参照)。

 だが、こうした上辺の数字は、数多くの罪を覆い隠している。
 中国が2009年に国内の最大手銀行を使って景気刺激策を実施したことで、不透明な会計、簿外取引、危うい融資の遺産が後に残った。

 不良債権に関する公式統計は、不良債権の水準は銀行資産のわずか1%だとしているが、誰もそんな数字は信じない。

 8月末に発表された最大手銀行の四半期決算は、引当金の増加がほとんどない状態で利益が出ていることを示していた。
 だが、投資銀行モルガン・スタンレーは、
 不良債権に関するより現実的な数字は、すべての銀行で10%、最大手銀行で6~8%ではないかと考えている。

 過剰生産能力を抱えた多くの産業では、状況はもっとひどい。
 例えば、製造業向けの融資は、景気が悪化した場合、全体の17%が不良債権になる可能性があるとモルガン・スタンレーは言う。

 大手銀行は以前にも同じ経験をした。
 1990年代には、4大銀行の資本を増強し、不良債権を資産管理会社に移すために、複雑な救済策が編み出された。
 もう1度同じような状況が生じた場合、中国の大手銀行が破綻するのを認められるとは思えない。
 それでも、これらの銀行の市場シェアは、間違いなく脅威にさらされている。

 特に3つの変化が、大手銀行の立場を弱くしている。

①.1つ目の変化は、民間部門の「バンブーキャピタリスト」の力強さと好対照を成す国有企業の低迷だ。
 シンクタンク、ピーターソン国際経済研究所のニコラス・ラーディー氏の試算では、国有企業は過去10年間で非常に多くの価値を損なったため、これらの企業は全体としてマイナスの実質使用資本利益率(ROCE)を生み出しているという。
 だが、大部分の雇用と多くの経済成長を生み出している民間企業は、大幅なプラスのリターンを上げている。

 景気減速を受け、中国の指導者たちは、資源がこのような形で浪費されるべきではないと判断しており、最近の公式の声明は、肥大化した国営産業への投資を削減すると言明している。
 そのため、中国の大手銀行はビジネスのやり方を変えなければならない。
 もっとも、破綻が許されないと思われる大企業に融資を続ける誘惑に駆られるだろうが。

 政策立案者たちは、シャドーバンキング(影の銀行)部門の拡大についても懸念している。
 貯蓄家たちは銀行預金でほとんどリターンを得られないため、不動産から婉曲的に「理財商品」として知られる影の投資商品――その中にはねずみ講同然のものもある――まで、よりリスクの高い選択肢を探している。

 格付け機関フィッチ・レーティングスのシャーリーン・チュー氏は、シャドーバンキングは金融仲介機能を一握りの大手銀行から何万社にも上る金融会社、リース会社、保証会社その他のより規制の少ない非公式な組織にシフトさせていると指摘。その結果、金融データが曖昧で信頼性の乏しいものになっていると言う。

■預金金利の上限撤廃があれば革命的

②.中国の指導部が預金金利の上限を撤廃することがあれば、
 それは銀行業界における革命を意味する。

 短期的には「ほとんどすべての銀行の利益が減少するだろう」と中欧国際工商学院のオリバー・ルイ氏は言う。
 だが、長期的には、その結果生じる競争がより良い銀行を健全な利ザヤを得られる状態に戻すと考えている。

 ケンブリッジ大学ジャッジビジネススクールのピーター・ウィリアムソン教授は、預金金利の上限が撤廃されれば、大手銀行がシャドーバンキング部門からの市場シェア奪還に動くかもしれないと考えている。

 近いうちに銀行に取引可能な譲渡性預金証書の発行を認めるという決定は、銀行に預金金利の上限撤廃の準備をさせることに向けた措置に見える。
 だが、この策も、銀行を短期的な資金調達リスクにさらすことになるだろう。

③.変化をもたらす3つ目の力は、中国で長く待ち望まれた投資主導型経済から国内消費主導型経済への転換だ。

 過去2年間、実質ベースの消費は総固定資本形成よりも多く経済成長に貢献してきた。国内の中産階級向けのサービスは、輸出志向の製造業よりも力強く成長している。
 この傾向が加速すれば、銀行は中小企業と中産階級の消費者向けの融資を増やすようになるだろう。

■変化の風

 実際そうなれば、これまで顧客サービスや信用度にほとんど注意を向けなかった銀行の企業文化の変化を迫るだろう。

 コンサルティング会社マッキンゼーのジョセフ・ンガイ氏は、
 「融資はもはや(金融機関が国有企業に強引に信用を押し付ける)売り手市場ではなくなる」
と主張する。
 マッキンゼーは、2006年に合計で融資全体のわずか22%しか占めていなかった中小企業と家計向け融資が2021年には融資全体の57%(金額ベース)まで急増すると予想している。

 こうした傾向をすべて考え合わせると、四大銀行にとって将来の見通しは決してバラ色ではない。

 中国の温家宝前首相は昨年、4大銀行は
 「あまりにも簡単に利益を上げすぎている・・・こうした銀行の独占を打破しなければならない」
と宣言した。
 最近の人民銀行の声明は、銀行業界で「民間資本」を増やすことについて語っている。
 銀行業界の主要な規制機関である中国銀行業監督管理委員会は8月9日、民間資本の参入を促すよう作られた銀行免許に関する規則草案を明らかにした。

 競争は、すでに4大銀行の独占を弱めている。
 民間商業銀行(JSCB)として知られる比較的小さな銀行は、政府と民間部門の両方から資金を調達して、1980年代後半から1990年代初めに設立された。

 中国民生銀行や招商銀行のようなJSCBの野心的な成長は、銀行業界の資産に占める4大銀行の割合が2010年にはすでに50%以下まで縮小していたことを意味している。
 中小企業や家計の資金需要が増加するにつれ、JSCBがこの分野で培ってきた長年の経験がさらに大きな価値を持つようになる。

 競争は思わぬ方面からも現れている。
 中国の2大インターネット企業、アリババ(阿里巴巴)とテンセント(騰訊)は、精力的に金融サービスに進出している。
 テンセントは、ファンドマネジャーにオンライン決済サービスを、そして「WeChat(微信)」(3億人を超えるユーザーを持つ人気のソーシャルメディアアプリ)のユーザーに資産管理サービスを提供している。

 アリババのオンライン決済会社「アリペイ(支付宝)」は、電子商取引の顧客に電子マネーの残高を高利のファンドに転用する簡単な方法を提供する「余額宝」と呼ばれるサービスを導入している。
 このサービスはわずか数カ月で、10億ドルを超える投資資金を集めた。

 これらの企業やもっと小さな新興企業はごくわずかな市場シェアしか持っていないが、
 「中国の銀行の総経理は今、この脅威についてしか話したがらない」
と金融業界の専門家は言う。
 中国の金融業界誌「財新」は、
 「いくつかの大手銀行は、アリババによる自分たちの領域への侵略だと見なすものと戦うために『アリバッシンググループ』を組織している」
と報じている。

■ビッグデータがビッグフォーを脅かす?

 大手銀行が心配するのは当然だ。
 1つの理由は、投資家が実際に、
 金融サービスに参入するインターネット企業が提供する商品とサービスを気に入っていることだ。
 さらに、お高くとまっている中国の銀行家と違って、こうした革新者たちは、オンラインの購入習慣や消費者の信用度に関する大量の独自データをすでに持っている。
 ビッグフォーは今後さらにビッグデータに混乱させられるかもしれない。

 不良債権が増加し、競争が熾烈になるなか、中国の最大手銀行にはこの先さらに困難な時代が待ち受けている。

 格付け機関ムーディーズが一部出資する調査会社チャイナスコープ・フィナンシャルは、減少するネットの預貸利ざやが中国の銀行にどのような影響を与えるか分析している。
 同社は、今後2年間に銀行業界の自己資本比率を現在の水準に維持するだけで、500億~1000億ドルの資本注入が必要になると試算している。

 4大銀行の経営陣はこのことを自覚しており、今後2年間で400億ドル余りの新たな資本を調達するための承認を取締役会から取り付けている。
 だが、シンクタンク、ファン・グローバル・インスティテュートのアンドリュー・シェン氏は、銀行業界はその後さらに多くの資本を調達する必要が出てくると考えている。
 その額は今後5年間で最大3000億ドルに上るという。

 大手銀行がこの挑戦を受けて立てば、その後は透明性が高まり、競争が活発化するだろう。
 そうなれば、中国にとって朗報であるだけではない。
 かつて視野が狭かった大手銀行は、顧客の後を追いかけて海外に進出している。
 BOCの資産の4分の1近くは、今海外にある。ICBCの海外資産は、昨年約30%増加した。
 これは同行全体の成長率の2倍を超える。彼らは、海外の銀行にも投資し始めている。

 中国の最大手銀行は、すでに規模では世界の第一人者だ。
 やがては世界に通用する銀行になるかもしれない。

© 2013 The Economist Newspaper Limited. All rights reserved.
英エコノミスト誌の記事は、JBプレスがライセンス契約 に基づき翻訳したものです。
英語の原文記事はwww.economist.comで読むことができます。

 



減速する成長、そして増強される軍備


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2013年9月4日水曜日

尖閣諸島の代替ターゲット:フィリピイン、スカボロー礁(中国名:黄岩島)

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●4日、中国外交部の洪磊報道官は、フィリピンが「中国はスカボロー礁で建物の建設を進めている」と指摘したことに対し、「フィリピン側の主張は事実に基づいていない」と反論した。資料写真。


サーチナニュース  2013/09/04(水) 17:20
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0904&f=politics_0904_003.shtml

中国、他国に順守求める南シナ海宣言に自ら違反か…比国防相が非難

  フィリピンのヴォルタイレ・ガズミン国防相は3日、中国と領有権を争うスカボロー礁(中国名:黄岩島)でコンクリートの建材を発見したとして、中国を
「建設活動をしようとしている」、
「南シナ海行動宣言に違反する行為だ」
と非難した。
 同宣言は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)9カ国が、南シナ海の島の領有権を巡る対立の平和的解決を目的として結んだ。
 拘束力はないが、中国は対立国が新たな行動を起こした場合にしばしば「宣言に違反している」と非難している。
 中国新聞社が報じた。

  ガズミン国防相は写真を示し、8月下旬に航空機がパトロールしたところ、スカボロー礁にコンクリートの建材が30個存在するのを発見したと説明。
 中国側に抗議する準備をしているという。

  ガズミン国防相は、スプラトリー諸島(中国名:南沙諸島)のミスチーフ礁の例を挙げた。
 1994年に悪天候のためフィリピン側が引き上げたところ、中国軍は翌95年に建造物を作った。
 「最初は漁民の避難場所と説明していたが、その後、軍事要塞になっていた。
 中国は結局、ミスチーフ礁を実効支配することになった」という。

  ガズミン国防相は
「われわれには前轍(ぜんてつ)がある。
 最初は石を置く。
 次に杭。そして基礎工事を始める。
 監視していないと、要塞ができあがっている」
と、スカボロー礁での建材持ち込みも中国の常套手段と主張した。
 フィリピン海軍も8月31日に、スカボロー礁近くに中国の艦船3隻がいることを確認したという。

  中国の駐フィリピン大使館の張華報道官は同問題についての取材に対して「われわれには調査する必要がある」と回答したという。

  「南シナ海行動宣言」の全称は「南シナ海における当事国の行動に関する宣言」。南シナ海の島の領有権を巡る対立の平和的解決を目的に、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国が2002年に結んだ。

  同宣言は「当事国は紛争を複雑化し、エスカレートし、平和と安定に影響を与える活動を自制する」
として、
 「現在住民が居住していない島、岩礁、砂州、小島やその他の個所への居住行為をやめる」
との内容を盛り込んでいる。

  同宣言に法的拘束力はないが、中国は南シナ海における島の領有を巡り対立する国が新たな行動を起こした場合にしばしば「南シナ海行動宣言に違反」と相手国を非難する。
 同宣言の中国側の署名者は、当時、中国政府・外交部副部長(副大臣)だった王毅・現外相だ。

  厦門(アモイ)大学南洋研究院の荘国土院長は
 「フィリピンは世論をあおりたてている」
として、
 「9月に中国とASEAN諸国が、『南シナ海行動宣言』に法的拘束力を持たせるための会議を行う。
 現状を確固たるものにしたいのだろう」
との見方を示した。

  荘院長はフィリピン側が非難するスカボロー礁における中国の構造物建設について
「フィリピンの漁民を含め、周辺の漁民にとってよいことだ」、
「フィリピン当局は大げさに騒ぐ前に、中業島と仁愛礁の状況でも話しているのがよいのではないか」
などと述べた。

  中業島と仁愛礁はスプラトリー諸島の島/岩礁で、いずれもフィリピンが実効支配している。仁愛礁はフィリピンが1999年に撤退して、いったんは中国が進出する動きを見せたが、その後フィリピインが船を座礁させ、12人からなる軍部隊を駐在させている。

  広西社会科学院東南アジア研究所の孫小迎研究員はスカボロー礁における建設について
 「中国は自国が主権を要する領土に、建築物を作る権利がある。
 外部の干渉は受け入れない」
と主張。
 「南シナ海の島で、先に建築を始めて人を住ませたのはフィリピンだ」
と論じ、
 「このような状況で、なぜ中国だけが自制して静観せねばならないのか。
 (フィリピンは)なぜ、南海行動宣言の旗を掲げはじめたのか。
 中国は自粛だけをしていろと言うのか」
と反発した。


 中国には理性的判断というあり方はない。
 脅しに屈したら最後、骨の髄までしゃぶられる。
 それが、中国を中心にして形成された中華思想の形。
 勝つか負けるか、1か0か、二者択一の世界。
 フィリッピンはこのままでは言いなりになるしかないだろう。
 そのことを厳然と理解しないなら、それもしかたがない。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月5日 14時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76417&type=0

南シナ海で中国が建物を建設!?
フィリピンに反論も詳細は語らず―中国外交部

 2013年9月4日、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は、フィリピンが
 「中国はスカボロー礁で建物の建設を進めている」
と指摘したことに対し、
 「フィリピン側の主張は事実に基づいていない」
と反論した。
 新華社通信が伝えた。

 今月3日、フィリピン国防省は、中国と領土争いがある南シナ海のスカボロー礁(中国語名称:黄岩島)で、約5cm角のコンクリートの塊30個余りが見つかったと発表し、
 中国が領土を侵犯したと批判。さらに、同国のガズミン国防相はこの件について、
 「中国がスカボロー礁で構造物を建設する用意を進めている」
と語った。

 フィリピン側の主張に対し、中国外交部の洪磊報道官は定例記者会見で、
 「黄岩島は中国固有の領土だ。
 中国政府の公船は同海域でパトロールを続け、黄岩島の主権と同海域の秩序を守っている。
 これは中国の正当な権利だ」
としながらも、コンクリートの塊について詳細は語らなかった。



サーチナニュース 2013/09/05(木) 09:55
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0905&f=politics_0905_003.shtml

比と領有争う岩礁に建造物か…中国政府「正当な権益」

  中国政府・外交部の洪磊報道官は4日の定例記者会見で、フィリピンが
 「中国は(領有権を争っている)スカボロー礁に建造物を作り始めている」
と非難したことにつて、「事実と異なる」と反論した。
 しかし、
 「建造物を作ってはいない」とは明言せず
 「黄岩島の主権と海域の秩序維持は、中国側の正当な権益
などと述べた。黄岩島はスカボロー礁の中国名。

  洪報道官は「フィリピン側の主張は事実でない」と述べたが、「建造物は作っていない」とは明言せずに、「黄岩島は中国固有の領土だ」と述べた上で、
 「現在の情勢は、中国政府の公務船が黄岩島の海域で正常な巡航を維持している。
 黄岩島の主権と海域の秩序維持は、中国側の正当な権益であり、議論の余地はない
と述べた。

  フィリピンのヴォルタイレ・ガズミン国防相は3日、中国と領有権を争うスカボロー礁でコンクリートの建材を発見したとして、中国を「建設活動をしようとしている」、「南シナ海行動宣言に違反する行為だ」と非難した。

  南シナ海行動宣言は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が締結した宣言で、法的拘束力はないが、領有権について争いがある島や岩礁について「現在住民が居住していない島、岩礁、砂州、小島やその他の個所への居住行為」は「複雑化し、エスカレートし、平和と安定に影響を与える活動」として各国ともおこなわないとの内容を盛り込んでいる。


 フィリッピンがどう主張しようと中国には勝てない。
 中国の基準は「強い」ことしかない。
 もし、フィリッピンが中国を抑えこもうとするなら、もはやアメリカの力を借りる以外に手はないだろう。
 もしそうしないなら、スカボロー礁が中国領土になることは必死である。
 



減速する成長、そして増強される軍備


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2013年9月3日火曜日

なぜ中国は「釣魚島反日デモ1周年記念集会」を全国的に企画しないのか

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●写真は「CNSPHOTO」提供、日本の尖閣諸島国有化に反対する大学生たち。2011年9月撮影


サーチナニュース 2013/09/03(火) 13:15
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0903&f=national_0903_036.shtml&pt=large

【中国BBS】反日デモから1年…今もくすぶる尖閣めぐる不満

中国大手検索サイト百度の掲示板に
釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)はわが国の領土なのになぜ日本人が上陸しているのか?
というスレッドが立てられた。
スレ主の質問に対して、中国人ネットユーザーからさまざまな意見が寄せられた。

スレ主は、海上保安庁職員が尖閣諸島に上陸している写真と、中国の巡視船が尖閣海域に侵入したうえで「巡視した」と伝えている様子を写真で紹介。
中国メディアによる報道は「虚偽だ」とし、反日デモの写真も紹介しながら「口で言うだけは意味がない」と主張した。

スレ主の主張に対して、ほかのネットユーザーからは
●.「気合で負けちゃダメだ」、
●.「たとえ口だけでも負けることはできない。
北方領土問題では日本人も主張し続けているではないか」
と、たとえ実効支配していなくても尖閣諸島の主権を主張し続けるべきとの意見が寄せられた。

しかし、中国政府の対応に不満を抱いている中国人もおり、
●.「わが政府は強烈な憤りを表明し、抗議しかしない。
 気骨がなく、卑しすぎる!」
と厳しく批判するコメントがあったほか、
●.「東シナ海で戦えば国力が疲弊するため、釣魚島は後回しだ。
 南シナ海こそわが国の戦略目標だ」
という主張もあった。

尖閣諸島の国有化を受け、中国政府は日本領海内に巡視船を侵入させるなど、強硬な姿勢を強めているほか、中国国営テレビも尖閣諸島の天気予報まで開始するなど、主権主張に向けて攻勢を強めている。

中国各地で激しい反日デモが発生してからまもなく1年が経過する。尖閣諸島をめぐる対立は今も平行線のままであり、日中双方は冷え込んだ関係を改善する糸口すら見いだせていない状況だ。


 「釣島反日デモ1周年記念集会」
が中国全土で大々的に企画されていいはずなのだが、ピンともスンとも聞こえてこない。
 中国政府はヤル気があるのか
と誰もが不満を抱くだろう。
 やはり当局は日本とはまともにぶつかりたくないようである。
 「日本の軟化をいつまでも待つ
といった弱気一本に徹するみたいな雰囲気である。
 東シナ海で戦えば国力が疲弊する
 釣魚島は後回しだ。
 南シナ海こそわが国の戦略目標だ、
というのはなるほどと思う。
 おそらくこのへんが言い当てて妙なのかもしれない。

 そして中国に軍事行動ができるほどの力がないために、その代替で特に力を入れているのが歴史史観による反日攻撃。
 ただこれも、アジアで日本を批判するのは中国と韓国の二カ国に限られているために、
 ほとんど迫力というものが感じられない。
 ために日本には何の痛みも感じられないため、
 「また、言っているよ!」
程度で終わってしまう。
 日本が反応しないので、さらにカッッカしてトーンを高めるが、これもやり過ぎると、そこまで言う当局がなぜに尖閣に軍事行動をおこさないのかという批判につながってくる。  


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月4日 15時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76352&type=0

日本政府は歴史の反省を、中国各地の抗日戦争記念館が共同声明―中国メディア


●3日、中国新聞網は記事「日本政府は歴史の反省を、中国各地の抗日戦争記念館が共同声明」を掲載した。日本の歴史教科書の修正、靖国神社の参拝、侵略の歴史を美化する言動などを批判した。写真は上海淞滬抗日戦争記念館。

 2013年9月3日、中国新聞網は記事
 「日本政府は歴史の反省を、中国各地の抗日戦争記念館が共同声明」
を掲載した。

日本では8月15日が終戦の日だが、中国ではポツダム宣言調印の翌日である9月3日が中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利記念日とされている。68周年となった2013年の記念日には南京大虐殺記念館、中国人民抗日戦争記念館、上海淞滬抗日戦争記念館など中国各地の抗日戦争記念館は共同声明を発表した。

「歴史を制止し未来に向き合え」と題された共同声明は「我々は日本右翼勢力による歴史を歪曲し美化するすべての言行に強く反対する」と強調。1980年代以来続く歴史教科書の修正、靖国神社への参拝、侵略の歴史を美化する発言などを批判した。また最近、中国の執政者は、歴史修正主義の道を歩み国際的な正義と良知を踏みにじり、中国をはじめとするアジアの人民の被害者の感情を傷つけたと批判している。


 軍事力の非力を歴史主観で補い、民衆を煽ろうとするのは戦略としてはいいのだが、いまいち精度に欠けるという欠点がある。
 やりすぎてはいけない程度にうまくやらないといけないという、微妙さがつきまとう。
 よって、
 「日本政府は歴史の反省を」、中国各地の抗日戦争記念館が共同声明を発表。
 それに伴い各地では
 「反日デモを大々的に企画」。
 となるのが普通だが、そうはならずに口先声明だけで終わってしまうようだ。
 これではまるで説得力がなく、「ホタルの尻灯り」ということになってしまう。 


サーチナニュース 2013/09/04(水) 09:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0904&f=politics_0904_002.shtml

抗日戦争が世界の反ファシズム戦争の勝利に=中国共産党機関紙

  中国で「抗日戦争勝利記念日」とされる3日、共産党機関紙の人民日報は
 「日本は侵略の歴史を覆(くつがえ)すことはできない」
とする社説を掲載した。
 中国国際放送局が報じた。以下は同社説より。

**********

  中国人民は日本の侵略者を打ち負かし、世界反ファシズム戦争のために巨大な貢献をした。
 中国の抗日戦争がなければ、世界反ファシズム戦争の勝利はなかった。

  1945年9月2日、日本政府の代表は東京湾に停泊する米軍の戦艦ミズーリ号艦上で降伏文書に署名した。
 これは日本侵略者の徹底的な失敗を宣告し、中国人民の抗日戦争および世界反ファシズム戦争の最終的な勝利を示すものだ。

  苦難に満ちた歴史を振り返れば、われわれは日本の侵略者が中国で悪の限りを尽くし、中華民族に深く重い災難をもたらしたことを忘れることができない。

  中華民族はとてつもなく大きな犠牲を払い、外敵の侵略に反抗し、民族解放を初めて勝ち取り、民族の覚醒、団結、進歩の巨大な力を示した。
 抗日戦争の勝利は中華民族の発展と世界文明の進歩にとっていずれも重要で深い意義を持っている。


島反日決起1周年記念集会とデモ」が行えないのはなんといっても痛い。




減速する成長、そして増強される軍備


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2013年9月2日月曜日

共産党政権継続の可能性が大=中国愛国主義に懸念:エズラ・ヴォーゲル

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●2日、東アジアの研究者として知られるエズラ・ヴォーゲル米 ハーバード大名誉教授は記者会見し、中国が直面する課題として腐敗の蔓延、経済成長率の鈍化、不十分な医療制度などを指摘したほか、日中間の紛争解決へ早急に話し合うべきだと強調した。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月2日 18時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76288&type=0

<尖閣問題>日中首脳、防衛当局間の協議を早急に開け=中国の愛国主義に懸念―ヴォーゲル名誉教授

 2013年9月2日、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者であり、中国と日本など東アジアの研究者として知られるエズラ・ヴォーゲル米 ハーバード大名誉教授は日本記者クラブで記者会見し、中国が直面する課題として
●.腐敗の蔓延、
●.経済成長率の鈍化、
●.不十分な医療制度
などを指摘しながらも、
 「共産党政権が継続する可能性は大きい」
と明言した。
 尖閣諸島問題など日中間の緊迫化については、万が一の事態を避けるために、首脳レベル、防衛当局レベルで早急に話し合うべきだと強調した。

 ヴォーゲル氏は、天安門事件のタブーを破った大著「現代中国の父・トウ小平」を米国と中国で出版、ベストセラーとなった。
 その日本語版(日本経済新聞出版社刊)も近く発売される。
 同氏の発言要旨は次の通り。

 中国で政治の民主化、自由化が言われているが、一番難しい問題は腐敗をどうなくすかだ。
 ほとんど誰もが人脈を使う。
 これが腐敗と言えば腐敗。
 習近平国家主席が問題にしても政治局の中で半分ぐらいが割れてしまう。
 経済成長率もかつての二桁成長は難しく、今は7%台、10年後には4~6%程度となるだろう。
 医療制度なども十分ではなく解決する必要がある。

 (共産党政権の近未来的将来については)共産党政権が継続する可能性は大きく、その中で少し自由化される可能性もある。
 誰も共産党に代わってやれないと思う。
 問題は不安定な状況が発生した場合、愛国主義を強調し、外に敵をつくることであり、(私は)心配している。

 尖閣諸島をめぐり日中が万一の事態にならないよう、一刻も早く首脳会談を開く必要がある。
 中国の世論調査で「戦争を行う可能性がある」と見る意見が多いのは危険なことだ。
 軍事レベル同士でも、双方が具体的な話し合いをするべきだ。
 もっとパイプを持つことが重要だ。

 6月のオバマ大統領と習主席の2日間にわたった会談は非常によかった。
 あらゆることがらについて協議し協力していくべきだ。

 (ヴォーゲル氏が提唱した)日米中による歴史共同研究を推進するため明後日に重慶に行く。
 政治主導は難しいので、学者同士で進めるしかない。


 一番の大きな問題は
 「日本がまったく中国を畏れていない」
それに加えて
 「日本はまったく中国を恐れていない」
ということである。

 中国は日本が畏れ恐れかしこまるのが当然と思っている。
 ところが、日本はそういうことをまるで思っていない。
 ために中国はどうしていいかわからなくなってしまっている。
 だからいろいろな手段で脅しをかけてくるのだが、日本はほとんど動じない。
 ために中国はさらにカッカッとしてくる。
 打つ手がなくなってきている。
 ソビエト製の観賞用空母を大々的に「中国も空母を持った」と宣伝した裏では、日本は「いずも」を進水させている。
 海警局を発足させれば、海上保安庁は増員をして巡視強化を打ち出す。
 中国海軍の主戦力は潜水艦とすれば、日本はその追尾能力を上げてくる。
 ロシアのエンジンだがステルス機を国産すると豪語すれば、ステレスレーダーの開発に取り組む。
 なんでもかんでも中国のやりかたの頭を叩くような仕草を日本はしてくる。
 中国にとってはまったイヤな相手が隣国にいるということになる。
 中国特有のメンツなどどこ吹く風で立ち向かってくる。
 手詰まりになり周辺国のアンチ日本評論を大げさにとりあげることで自己の正当性を打ち出すことしかできなくなりつつある。
 中国の立場にたって日本のやり方をみると、本当に嫌味なヤツであり、暖簾に腕押しであり、苛立つ国であり、捻り潰してやりたいという気分にさせる国である。
 でもそれができるほどに中国は強くない、というより日本を相手にできるほど国内が安定していない。
 地境の国境でドンパチやる程度には強いが、国力をかけて一戦交えるほどの器量はない。
 もしそんなことをしたら、内乱を誘発しかねない。
 権力の覇権構造がひっくり返る。
 そんなこんなで、やたらと自分のあり方に苛立ってしまうことになるわけである。



レコードチャイナ 配信日時:2013年9月3日 23時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76341&type=0

中国の台頭は世界が認識、日本では反中感情強く―米メディア


●3日、米メディアは「世界で中国にマイナスイメージを持つ国は多く、中でも日本人は強い反中感情を抱いている」と分析した。写真は12年9月、東京都内で行われた反中デモ。

 2013年9月3日、米ウェブ雑誌イェール・グローバリゼーションは
 「米中両国が世界を争奪する
と題する記事を掲載し、
 「世界で中国にマイナスイメージを持つ国は多く、中でも日本人は強い反中感情を抱いている
と分析した。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 米中両国は今、世界の地域的政治対立の鍵を握っている。
 調査によると、世界中の人々が「地球のパワーバランスが今まさに変化している」と認識。
 多くの人が中国の経済力向上を認め、いずれ米国に代わり中国が世界最強国家になると考えている。

 調査した39カ国のうち、23カ国で中国の世界最強国化を予測しており、「米国が世界に君臨し続ける」と考えるのは6カ国にとどまった。
 08年には両者は逆だったが、現在では逆転した。

 しかし、中東地域を除き、「米国より中国を歓迎する」と答える国はまったくない
 特に反中感情が強いのが日本で、国民の93%が中国に対してマイナスイメージを抱いている。
 イタリアも同様だ
 ドイツでも中国に反感を持つ人の割合は64%に達している。



 同じエズラ・ボーゲルの記者会見の内容をアメリカの中国系メデイアは下記のように発信した。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月3日 20時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76336&type=0

エズラ・ヴォーゲル氏が尖閣問題に言及
=「日中は互いに妥協すべき」―米華字メディア

 2013年9月2日、著書「ジャパン・アズ・ナンバーワン」で知られる米ハーバード大学のエズラ・ヴォーゲル名誉教授が東京で講演を行い、日中が尖閣諸島問題で対立していることについて、「双方がメンツを保ちながら問題を解決できる方法を模索すべきだ」とした。
 3日付で米華字メディア・多維新聞が伝えた。

 ヴォーゲル氏は、
●.「中国は日本に対して、尖閣諸島に主権問題が存在することを認めるよう求めており、すでにトウ小平が提唱した『棚上げの状態』には戻ることができない」
とし、
●.「主権問題は存在しないと主張している日本も、中国が同意できる落とし所を探す必要がある」
と述べ、首脳会談などの対話を通して問題解決の着地点を模索すべきだとした。

 さらに、
●.「中国は90年代から反日を主とした愛国主義教育を強化し、一方で日本は閣僚の靖国神社参拝など、中国にとって敏感な問題に慎重に対処してきたとは言い難い」
として、日中関係悪化の責任は双方にあるとした。

 歴史問題をめぐってヴォーゲル氏は、一部の米国人が日本の対応に不満を持っていることを紹介し、
●.「日本は平和主義の立場を堅持し、靖国神社に祭られたA級戦犯から距離を置くべきだ」
として、日本の閣僚の靖国神社参拝に反対する姿勢を示した。



減速する成長、そして増強される軍備

 
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